Posts on Feb 2019

本社周辺に「メカノ工房」を開設。ロボットハンドの試作や、シミュレーション結果を 実機で迅速に検証するためのラピッドプロトタイピング環境を整備

株式会社Preferred Networks(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:西川徹、プリファードネットワークス、以下、PFN)は、本社のある東京・大手町にメカノ工房を開設し、ロボットハンド等の試作と検証を迅速に行えるラピッドプロトタイピング環境を整備します。これにより、ソフトウェアとハードウェア両面からロボット関連の研究開発を進め、新しい技術の実用化を加速させます。

機械学習・深層学習技術の発展は、認識・制御などにおいて、ロボティクス分野のソフトウェアに劇的な進化をもたらしています。このソフトウェアの可能性を最大限に引き出すため、PFNは本社周辺に、ロボット向けハードウェアの試作や検証を迅速に行うためのラピッドプロトタイピング環境、メカノ工房を開設しました。コンピュータ上のシミュレーションと実機の動作環境は異なるため、メカノ工房において短期間で実機を試作、実環境で動作検証し、そして改善するというサイクルを高速化することで、ハードウェア開発にソフトウェア開発のスピードを取り込むことを目指しています。また、ソフトウェアエンジニアとハードウェアエンジニアがお互いの領域を身近に学びあえる環境を整えることで、新たな技術革新につなげる狙いがあります。

PFNは機械学習・深層学習技術を実世界に応用することを目指し、オープンソースの深層学習フレームワーク Chainer (TM) や、深層学習に特化したプロセッサー MN-Core (TM)の研究開発を行っています。中でも注力事業の一つであるロボティクス分野では、ファナックとの協業による工作機械・ロボットの知能化、および自社開発による全自動お片付けロボットシステムなどのパーソナルロボットの実用化を進めており、メカノ工房では各製品群に適合するロボットハンド、アタッチメント、実験器具などの試作、検証を行う予定です。

写真:メカノ工房内部

メカノ工房に導入済みまたは導入予定の主な工作機械は次の通りです。

  • 5軸マシニング
  • 3軸マシニング
  • NCフライス
  • 汎用旋盤
  • カーボン3Dプリンタ
  • 樹脂積層3Dプリンタ
  • 光造形3Dプリンタ

 

PFNは今後も、ソフトウェアとハードウェアのエンジニアがそれぞれの専門領域を学びあい、知識と技術を高めていける環境の整備をしていきます。これにより、ソフトウェアとハードウェア双方の進化を推進し、新しい技術の実用化を加速していきます。

「未来の学び プログラミング教育推進月間」協力企業として、小学生向けに、プログラミング体験を含めた学習指導案の作成に協力。 全自動お片付けロボットシステムを題材にしたビデオ教材を制作・配信

株式会社Preferred Networks(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:西川徹、プリファードネットワークス、以下、PFN)は、未来の学びコンソーシアムが進める「未来の学び プログラミング教育推進月間」に向け、全国の小学校の総合的な学習の時間におけるプログラミング体験を含めた授業の学習指導案「自動化の進展とそれに伴う自分たちの生活の変化を考えよう」の作成に協力しています。また、PFNが開発する全自動お片付けロボットシステムを題材にしたビデオ教材を制作し、提供します。

「未来の学びコンソーシアム」を連携して運営する文部科学省、総務省、経済産業省の3省は、2020年の小学校プログラミング教育必修化に向け、2019年9月に「未来の学び プログラミング教育推進月間」を設定しています。全国の小学校に対して、月間中にプログラミングの授業に取り組んでみるよう呼びかけ、小学校におけるプログラミング教育の実施に向けた準備を推進しています。

PFNは創業者の西川徹、岡野原大輔をはじめ、社員の約90%がエンジニア・リサーチャーであり、その多くが小学生・中学生のころからコンピューターに慣れ親しんできました。小さい頃からプログラミングの楽しさを知る機会をもつことで、次の世代の誰もがソフトウェアに興味を持ち、将来社会のあらゆる場で活躍している、そんな社会の実現を願い、今回PFNも教材の制作、提供に協力しています。

 

  • PFNの教材を使ったプログラミングを含む学習指導案の概要

「自動化の進展とそれに伴う自分たちの生活の変化を考えよう」

https://mirapro.miraino-manabi.jp/lp_pfn.html
(未来の学び プログラミング教育推進月間 特設サイト内)

人々の生活を便利にする機械による自動化の仕組みを調べる。また、簡単なプログラミングを通して、自動化システムの開発・運用を体験する。これらの活動により、社会に貢献できる職業があること、自動化システムを開発する方々の思いに気づき、自分たちの生活における自動化技術を見直し、現在や将来の生活でどのように生かすことができるか考えよう。

  1. 自動化される仕事と、私たちの生活
  2. 自動じゃんけん器プログラミング体験と、自動化の可能性

 

PFNが開発する全自動お片付けロボットシステムを題材にしたビデオ教材は、本年9月までに制作し、配信する予定です。そのビデオ教材の一部をサンプル動画として公開しました。

また、PFNがプログラミング教材に込めた思いについて、PFNフェローの丸山宏がブログを書きました。
https://research.preferred.jp/2019/02/primary_education_maruyama/

 

  • 未来の学び プログラミング教育推進月間について

2020年の小学校プログラミング教育必修化に向けた準備を推進するため、文部科学省、総務省及び経済産業省では、2019年9月を「未来の学び プログラミング教育推進月間(通称:みらプロ)」と設定しています。全国の小学校にて総合的な学習の時間等でプログラミング体験を取り入れた授業を実施するように呼びかけ、必修化に向けた機運を醸成することを目的とし、17社の民間企業が協力企業として参加しています。各企業の最先端の取り組みを知り、プログラミング体験で理解を深め、児童が各自の課題に探究的に取り組める活動を応援するための指導案とビデオ教材などを提供します。 (https://mirapro.miraino-manabi.jp/